新調した排水処理場の説明看板
- 2009/09/26
- 10:51
ずいぶん前の台風で壊れて以来、看板を付けていませんでした。それで、時々、見学者の方から、これは醤油ですかなどの質問があったのですが、そのままにしていたのです。そのうちに作らなきゃと思っていたのです。駄目ですね。やっと、出来るだけ分かりやすいものにしました。
排水処理場は普通、目立たない工場裏など人の目に入らないところにあります。弊社の場合、空き地の関係で、玄関を入った真正面にあります。味噌醤油の資料館も近くにあり、工場見学者は必ずこの泥水のようなプールを見ることになるのです。そこで、いつも誤解の無いようにこの排水処理場(プール)の説明をしていました。
これから、何時でも、誰でも、ご自由に読んでいただけるので、誤解も少しは解けるのではと思っています。

玄関直ぐ横にあるのは味噌醤油資料館で、排水処理場は右側にあります。

新調した排水処理場についての説明看板です
説明文は次のとおりです。
このプールは工場で使われた水(排水)を
きれいな水に戻す排水処理場です
1日に約300トンの排水がこのプールに入ってきます。このプールには5日分の約
1500トンの排水が入っています。毎日、午前8半頃から~午前0時半まで約16時間
バッ気(攪拌)して酸素を補給し、たくさんの微生物に排水の中の栄養分を食べてもらっ
ています。0時半から8時半までの間は攪拌機を止めることにより、菌体は底に沈み、
上部は清澄な水となります。清澄の基準となる生物的酸素要求量BOD10ppm以下まで
になり、きれいに処理された排水を毎朝放流しています。放流水の黄色い色は取れま
せんが、黄色い色は大豆、麦などの褐色色素で無害なものです。また一週間に一回
ぐらいのペースで余剰汚泥(菌体)を脱水機で絞り、粕を指定の産業廃棄物業者に引き
取ってもらい、肥料化して農作物の収穫に役立っています。
排水処理場へ入る水は次のようなものです
・原料、機械、瓶などの洗浄水
・冷却水(味噌加熱冷却時、製麹温調冷却時、醤油火入れ後冷却時)など
また、使う水は地下約90mの所から、汲みあげた阿蘇の伏流水です。年間に使用する水の量は約10万トンになりますが、その量とほぼ同じ量の水が菊陽町の農家の方に休耕田などに水張りをしていただくことにより還元されています。
昨年、水循環型営農推進協議会様と契約が締結したことにより、上記のことが実現しました。いままで、いい水をいただくばかりで、申し訳ないという気持ちがくすぶっていましたが、このシステムのお蔭で、熊本市の地下水保全に役に立ててほっとしています。

攪拌中の排水処理場(写真は2008年8月撮ったものを掲載しました)
茶色い水は微生物菌体の色です。泥水ではありません。
また、攪拌は微生物に空気中の酸素を補給するためにしているのです。
上澄みを放流が終わったばかりの排水処理場で、これから攪拌が始まります。
(写真は2008年8月撮ったものを掲載しました)
排水処理場は普通、目立たない工場裏など人の目に入らないところにあります。弊社の場合、空き地の関係で、玄関を入った真正面にあります。味噌醤油の資料館も近くにあり、工場見学者は必ずこの泥水のようなプールを見ることになるのです。そこで、いつも誤解の無いようにこの排水処理場(プール)の説明をしていました。
これから、何時でも、誰でも、ご自由に読んでいただけるので、誤解も少しは解けるのではと思っています。

玄関直ぐ横にあるのは味噌醤油資料館で、排水処理場は右側にあります。

新調した排水処理場についての説明看板です
説明文は次のとおりです。
このプールは工場で使われた水(排水)を
きれいな水に戻す排水処理場です
1日に約300トンの排水がこのプールに入ってきます。このプールには5日分の約
1500トンの排水が入っています。毎日、午前8半頃から~午前0時半まで約16時間
バッ気(攪拌)して酸素を補給し、たくさんの微生物に排水の中の栄養分を食べてもらっ
ています。0時半から8時半までの間は攪拌機を止めることにより、菌体は底に沈み、
上部は清澄な水となります。清澄の基準となる生物的酸素要求量BOD10ppm以下まで
になり、きれいに処理された排水を毎朝放流しています。放流水の黄色い色は取れま
せんが、黄色い色は大豆、麦などの褐色色素で無害なものです。また一週間に一回
ぐらいのペースで余剰汚泥(菌体)を脱水機で絞り、粕を指定の産業廃棄物業者に引き
取ってもらい、肥料化して農作物の収穫に役立っています。
排水処理場へ入る水は次のようなものです
・原料、機械、瓶などの洗浄水
・冷却水(味噌加熱冷却時、製麹温調冷却時、醤油火入れ後冷却時)など
また、使う水は地下約90mの所から、汲みあげた阿蘇の伏流水です。年間に使用する水の量は約10万トンになりますが、その量とほぼ同じ量の水が菊陽町の農家の方に休耕田などに水張りをしていただくことにより還元されています。
昨年、水循環型営農推進協議会様と契約が締結したことにより、上記のことが実現しました。いままで、いい水をいただくばかりで、申し訳ないという気持ちがくすぶっていましたが、このシステムのお蔭で、熊本市の地下水保全に役に立ててほっとしています。

攪拌中の排水処理場(写真は2008年8月撮ったものを掲載しました)
茶色い水は微生物菌体の色です。泥水ではありません。
また、攪拌は微生物に空気中の酸素を補給するためにしているのです。

上澄みを放流が終わったばかりの排水処理場で、これから攪拌が始まります。
(写真は2008年8月撮ったものを掲載しました)